『Distance』
昨日、全公演が無事終幕いたしました
こうして無事に千秋楽を迎えられましたことを、本当に嬉しく思っております
ご観劇くださいました皆様ありがとうございました
このような時期に舞台に立たせていただけましたこと
皆様にご観劇いただけましたこと
本当に本当に心より感謝申し上げます
感染対策予防のアクリル板が設置された舞台
距離をとった舞台
朗読劇風な劇
新しい舞台のかたち
皆様はどのように受け取ってくださったのでしょうか?
今回“坂口サチコ”と“天使”という2役を演らせていただきました
ストーリーごとに感想を書いていこうかな…
*とても長文になりました、読むの面倒な人はスルーしてください*
まずは「distance」
夫の浮気を疑って離婚を考えている女
平凡な日々、平凡な生活、平凡が一番良いのかもしれない…
きっと平凡な日々だと思っている毎日の中に幸せがたくさんあって、そのことに気が付くときは、その平凡を無くしかけているときなのかもしれません
今の私達がコロナウィルスで無くしたもののように…
私、夫婦喧嘩のシーンがお気に入りで…
あのくだらない内容の喧嘩を同じテンションで出来る夫婦って、実はすごくお似合いでとても仲が良いなって…
サチコの平凡で幸せそうな生活の一部が垣間見えて微笑ましくなるのです
本人たちは至って真剣なのがまたね笑
続いて「田中と幽霊」
地縛霊の藤野の心の中の良心である天使
まさか天使になれるなんて…
distanceから続いての出演だったので、サチコと天使が同じ人物に見えないようにと気を付けて演じさせてもらいました
可愛い子ぶりっこしたのなんていつぶりでしょう?笑
悪魔との掛け合いが楽しくて、何の気なしにちょいちょい毒を吐く天使さんが大好きでした
千秋楽の悪魔のような天使の言葉
「てめぇ、ふざけんなよ」
私、あのセリフ大好きです笑
千秋楽だけでなく、一度でも田中の一発芸を観てくださった方はきっと共感してもらえるはず…
初日からずっと安定した“ふざけんなよクオリティー”だったので笑
あ、ごめんなさい…
私が普通ので良いなんて言ったから… 笑
藤野はあの後どうなったのでしょう?
あっちゃんに会えて成仏できたのかな?
それともまだあのアパートで3人で楽しく過ごしているのでしょうか?
続きが見たいという感想などもいただけて嬉しい限りでございます
そして「ヒーロー」
ヒーローはね、もう、あれですよ…
コナンですよ…
サチコよ、どうしてあんなに怒ってたのにコナンになった?笑
結局、31万で道具購入してるし…
用意されてすらいないコナンの衣装を自分で着ちゃってるし…
家にある服で頑張って用意したのかな?笑
確かに一生懸命すぎてコナンになりきっちゃうサチコは可愛いかもしれない…
けど、演じる側はもうドッキドキです笑
出て行く前の緊張はここ最近の舞台で一番だったかもしれません
観てくださった方はどうだったのかな?
笑ってくださってたのかな?
ただ滑ってた気もするような…
ううん、ダメよ、私の勘違いだと思うことにしましょう笑
レッドへの想いで一生懸命なサチコを私はちゃんと表現できていましたでしょうか?
きっとサチコはレッドにキツいお仕置きをして、ピンクとのことを許してあげるんだろうな…
そしてまた平凡な毎日に戻っていくのかな?
とか、
たまにコナンの格好をしてレッドと一緒にヒーローやったりするのかな?
とか、
サチコのお仕置きはやっぱりキック力増強シューズで何発まで耐えられるかかな?
とか、いろいろと想像しています笑
なんだかんだ言って、私はサチコという人が愛おしくて仕方がないのです
最後に「エンディング」
役者“佐倉綾”として舞台に立ちました
役としての気持ちではなく、私が私として自分の気持ちを舞台の上で伝えるというのは、何だか恥ずかしくもあり、少し怖くもありました
上手く言葉では伝えることのできないたくさんの想いを最後に込めました
少しでも少しでもお伝えできていましたら幸いです
走り方が変だというクレームは一切受け付けません笑
毎日の筋肉痛が運動不足を教えてくれたので、これを機に少し鍛えようと思います笑
改めまして、
ご来場くださいました皆様、ありがとうございました
配信でご観劇くださった皆様、ありがとうございました
応援チケットで応援してくださった皆様、ありがとうございました
そして、
一緒に『Distance』を作り上げてくれたC班の皆様、
ご一緒してくださった座組の皆様、
関係者各位の皆様、
最後に
私をこの舞台にお誘いしてくださった演出家の田島さん、
本当に本当にありがとうございました
舞台に立てて、これでもかというほどに幸せでした
まだまだコロナウィルス感染の油断ならない状況が続いております
末筆ながら皆様のご健勝をお祈り申し上げます
私達は走ることにしました
その先に何があるかはわかりません
でもただ立ち止まっているよりも走ることにしたのです
きっとその先に光があると信じて…