十二人 終幕

 

舞台『十二人』全5公演、無事に終幕いたしました。

ご来場くださいました皆様ありがとうございました。

そして、この度は降板となってしまいましたこと、本当に申し訳ありませんでした。

 

ワンシュチュエーション企業系サスペンスいかがでしたでしょうか?

謎解きをメインに考えてくださっていた皆様には少し物足りなかったやもしれませんが…

Aチームの皆んなと1ヶ月以上一緒に作り上げてきた作品です。

楽しんでいただけていましたら幸いです。

 

本当は書こうかどうしようか悩んだのですけれど、書ける場所ってここにしかなくて、書かないと終われないような気がして…

舞台を観てくださった方は、そんな風に演りたかったんだねって、観ていない方は愚痴を聞いてやるか的な感じで、お付き合いくだされば嬉しいです。

 

 

 

今回“渡辺美鈴”という役をいただきました。

MJ株式会社の社長秘書で、秘書として社長の側にいるうちに抱いてはいけない気持ちを抱いて、関係を持ってしまった女性…

私は彼女のことを蝋燭のようなひとだと思いました。

小さく灯った炎のような強さと、吹けば消えてしまう儚さと、ゆらゆらと揺れるような危うさを合わせ持ったひと

たくさんの罪悪感を抱えながら、それでも愛することを、信じることをやめられなかったひと

 

 

 

 

社長の行いを知って、誰でもよかったと言われて、言葉では咄嗟に否定していても、結局、自分と一緒にいたときの社長を信じることしかできない。

それでも愛することをやめられなくて…

だから社長の罪を自ら認めるセリフを言うのがとても苦しくて辛かった。

だけど絶対に泣きたくなくて、泣いてはいけない、泣く資格なんかないと思っていたから、涙を我慢するのがとても大変でした。

稽古中も堪えきれずに何度か涙が溢れてしまうこともあって、その涙が余計に自分自身を追い詰めていくものなんだと思ったりして…

 

 

 

あの人が悪いんじゃないかと崩れ落ちる金木さんが可哀想で仕方がなくて

きっと、私は金木さんで、金木さんは私で…

何かが違えば彼の立場に立っているのは私だったかもしれない…

彼の気持ちが痛いほどわかってしまって切なくて悲しかった。

許してあげたいと生きていて欲しいと思った。

 

 

 

金木さん生きてください

どんなに明日が暗くても生き続けましょう

私もそうして生き続けていくから…

 

 

 

神話みたいだと誤魔化しながら、“私はまだこうして生き続けている” と呟く彼女はきっとこの先も罪を背負ったまま生き続けていくのだろうけれど…

ラストシーンで部屋を出て行こうとするときに、社長の声に呼び止められて、振り返り部屋を見渡し、一礼して微笑むという、私なりのプランを立てていました。

微笑んで歩き出した彼女のこの先の人生が少しでも優しく温かいものになるように願っています。

 

 

 

 

長くなってしまいましたが、こうしてこのブログを書くことが出来てよかったです。

だって、渡辺は1ヶ月以上一緒にいた私の分身だから…

ここにだけでも残してあげられるのはよかったなって…

書いてる途中でなんか色々と込み上げてきちゃって、子供みたいに大泣きしてしまったけれど

そのおかげですごくスッキリしました笑

 

改めまして、

ご観劇くださいました皆様、ありがとうございました。

私への優しくて温かいお気遣いの言葉、とっても嬉しかったです。

差し入れやお誕生日のプレゼントもありがとうございました。

大切に使わせていただきます。

 

 

 

 

 

そして、

一緒に『十二人』を作り上げてくれたAチームの皆んな、

演出の村田さん、脚本の港谷さん、

代役を務めてくださった中澤梨乃さん、

ご一緒してくださった十二人の座組の皆さま、

スタッフの皆さま、関係者各位の皆さま、

たくさんの謝罪とたくさんの感謝を込めて…

ありがとうございました。

 

十二人 終幕

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