奇想の系譜展

昨年から美術館に行ってもブログをちゃんと書けていなくて反省です。

色々と足繁く通っているのですが…

さて、そんな今日は昨日の若冲展繋がりということで

 

 

 

『奇想の系譜展〜江戸のミラクルワールド〜』

だいぶ前になるのですが、前評判がとても良かったので楽しみに行ってきました

今更って言わないでくださいね笑

 

 

 

美術史家 辻惟雄さんが1970年に著した“奇想の系譜”
著作に基づいた江戸時代の“奇想の絵画展”の決定版として、同書で紹介された、岩佐又兵衛、狩野山雪、伊藤若冲、曽我蕭白、長沢芦雪、歌川国芳の6名に白隠慧鶴、鈴木其一を加えた総勢8名の個性派絵師から選びぬかれた113点を作家別に紹介します

 

奇想天外な発想にみちた江戸絵画、日本美術ファン必見の名作揃いの展覧会

じっくり鑑賞していたら、いつのまにか4時間経ってました

 

今回もお気に入り作品を絵師別にご紹介しちゃいます

 

 

 

「幻想の博物誌 伊藤若冲」

生きとし生けるものが全て仏になる“草木国土悉皆成仏(そうもくこくどしっかいじょうぶつ)”思想

《旭日雄鶏図》
太陽と鶏、上から下にかけてのグラデーションが美しい

《虎図》
1本1本の毛を丹念に描く
立体感、虎のまわりのそとぐまが画面から浮き上がるかのような効果をもたらす

《鶏図押絵貼屏風》世界初公開作品
鶏画の若冲、集大成と呼ばれる素晴らしい作品、リズミカルな尾、左幅3羽がお気に入り

 

「醒めたグロテスク 曽我蕭白」

《群仙図屏風》
けばけばしい彩色、サイケデリックな画面の不協和音、その中に見える緻密な描写

《雪山童子図》
聖なる画題を卑属に描く
群青と真紅の対比、鬼がキモかわいい、とても好きな作品

 

「京のエンターテイナー 長沢芦雪」

《白象黒牛図屏風》
通称“黒白図”
黒と白の対比と大小の対比、とぼけた犬が可愛らしい

《牡丹孔雀図屏風》
金地に孔雀の群青が映えて美しい

《なめくじ図》
なめくじだけを描いた作品、なめくじがはったあとを薄墨の一筆書きで描く
芦雪の奇想のアイディアが面白い

《方寸五百羅漢図》
小っさ笑、思わず笑ってしまうほど小さい

 

「執念のドラマ 岩佐又兵衛」

《浄瑠璃物語絵巻 第四巻》
華やかで豪華、着物や人物の緻密さ
猿柄の着物を始めてみた

 

「狩野派きっての知性派 狩野山雪」

《梅花遊禽図襖》
この字に屈折した盆栽を思わせる形態感覚、異なる季節を1つの画面に描く

 

「奇想の起爆剤 白隠慧鶴」

500人に1人の英傑

真っ直ぐに自分の心を見つめなさい、本来自分に備わっている仏性に目覚めなさい  “直指人心見性成仏(じきしにんしんけんしょうじょうぶつ)”

《達磨図》
下書きの線をそのまま残したアンバランスな描き方、大胆な表現になぜか惹きつけられる

《蛤蜊観音図》
蛤から現れる観音様、白隠のオリジナリティ溢れる作品
海の生き物を頭にのせた擬人化した海の生き物たち、穏やかで厳かな観音様
温かい気持ちにさせてくれる作品

《鍾馗鬼味噌図》
可愛い、鬼の表情も鍾馗の表情もユーモラス
鬼をすり潰した鬼味噌を食せば本来備わっている仏性に気付くことができる

 

「江戸琳派の鬼才 鈴木其一」

《百鳥百獣図》初公開作品
細密極まりないピッチで描かれる鳥と獣たち
色合いも生き物も詰めに詰め込まれて休めない
若冲の影響を受けながらも其一らしさ全開の作品

《四季花鳥図》
デフォルメされた植物たち
色合い、構図、其一ならではの作品
ひまわりが好き

《柳に白鷺図屏風》
たらしこみで描かれた幹、1枚1枚精密な葉、尾羽の1本1本が美しい白鷺

 

「幕末浮世絵七変化 歌川国芳」

武者絵の国芳

《相馬の古内裏》
国芳といえばの髑髏図、何度見てもカッコいい

《宮本武蔵の鯨退治》
鯨と人物の対比、波飛沫

 

 

長くなってしまいましたが…

ご紹介した作品以外の作品も本当に素晴らしくて、作品の持つ独特の世界観、奇想天外な発想にみちた江戸絵画の魅力を堪能することができました

へそまがり展

奇想の系譜展

伊藤若冲展

弾丸福島

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庭園散歩

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Disneyland②

Disneyland