火の風にのって終幕

 

 

舞台『火の風にのって』全公演、無事に終幕いたしました。

ご観劇いただきました皆様、ありがとうございました。

私にとって『火の風にのって』は、初演にも出演させていただいた大切な大好きな作品でしたので、こうして再演にも出演できたことを本当に嬉しく思っております。

 

 

 

今回は“戸野塚八重子”という1人の女の子を演じさせていただきました。

実は…
彼女を演じることがとても苦しい期間がありました。

どう表現すればいいのかわからないことがとても多かったのです。

戦時を生きる人たちをイメージすると、どうしても強さが表に出てしまって、彼女の弱さや幼さを表現するのが難しくなってしまって…

演出の田島さんにもなかなかマルを貰えず “どっちが昌子かわからない” なんてダメ出しを受けたこともありました。

その後、田島さんに “語尾を少し上げて話して” とアドバイスをいただいて、若干の幼さを表現できたかなと思い始めていた頃…

ある日ふと思ったことがあったのです。

“何も特別なことなんてないんだ

八重ちゃんはこの状況に恐怖を感じていて、妹が行方不明なことに不安を感じていて、酷くなる爆撃に、辛い現実に絶望を感じている、私たちと何も変わらない普通の17歳の女の子なんだ”

そのことを理解しているつもりで、全く解っていなかったということに気付きました。

そのことに気付くことが出来てからは、彼女をより近くに感じることができたのではないかなと思っています。

 

 

 

実は、劇中に使ったB班の日記は私が作らせてもらっていました。

1月1日の元旦から3月9日まで…

彼女を思いながら日記を書くのは、楽しくもあり、辛くもあり…

自分で書いた日記を読みながら泣きそうになったり…笑

日記の作成は私の中で彼女という人物を知り、育てていくのに、とても大切な作業だったと思います。

日記が出来上がるのと同じように、戸野塚八重子という人物が私の中で少しずつ出来上がっていきました。

そのおかげもあって、私なりの八重子を演じることができたのだと思っています。

 

 

 

私が思い描いた、私の演じた “戸野塚八重子” という子は皆さまの目にどう映っていましたでしょうか?

彼女の“生きろ”という想いを、願いを、生きた証を、お伝えできていましたでしょうか?

今回の公演が、皆さまにとって、戦争という出来事について、東京大空襲について、今ある平和について、考えていただけるきっかけになりましたなら幸いです。

 

改めまして、ご来場くださいました皆様ありがとうございました。

たくさんの差し入れもありがとうございます。

いつもいつも本当にとっても嬉しいです。

 

 

 

 

 

そして…

一緒に『火の風にのって』を作り上げてくれた座組みの皆様、

共演してくださったB班の皆様、

私にこの役を与えてくださった演出家の田島さん、

関係者各位の皆さま、

本当に本当にありがとうございました。

 

 

 

私たちを、私たちの生きた証を覚えていてね…

 

改めましてのPink!終幕

火の風にのって終幕

初日を終えて

小屋入り

火の風にのって

初日公演終了

稽古場稽古終了

出演情報

連動終幕

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